書評

日本の神様 事典

日本の神様 読み解き 事典  川口謙二著(柏書房)(普及版)

こんな本が家にある。1999年発行だから21年前の出版となる。

なんで買ったのかは覚えていない。しかし、2014年くらいから旅行番組で日本全国を旅していると、この事典は役にたった。

仕事ではあったけど様々な神社仏閣に行った。

地方の名も無いような神社にも行くことがある。そこで祀られている神様を知ることができる。

八百万(やおよろず)の神様が日本にはいる。そこら中に神様がいる。

あらゆるものに神は宿る。

そして、何気なくお参りする神様が何の神が知らないことの方が多い。

ご利益がありそうだからただ、手を合わせておこう。そんなもんだ。

しかし、由来を知ればなかなか面白いもんだと思う。

この本を手に取って僕は人々が様々な神様を信じていた時代に思いを馳せる。

見えないものを恐れていた時代。神社仏閣が村やコミュニティーを守っていた時代。人間界と自然界の境界がはっきりあった時代。

自然に畏敬の念を持っていた時代。今、コロナ禍の時代になってみて、大切なことを失ったのかと思う。

奥野安彦

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *