人生60年なった。朝起きて何か感慨があるのかと少しは思っていたが、しかし、何にも変わらない。いつものように、起きて、60歳か、、と思いつつ顔を洗い、歯を磨き、ランニングウェアーを出して走る準備をする。走る前に水を飲んでストレッチを始める。
いつもの変わらない朝。それでいいのだと思う。携帯を見たら子供たちからお祝いのメッセージが入っていた。返信はありがとうそして、これから走るよって送った。
今日はナイキランニングクラブにはガイドランがあるのですが8マイルランを選んだ。およそ13キロ弱だ。いつものコーチベネットの声がイヤフォーンを通して聞こえる。
走ることを決めたことをまずは称賛してくれる。そして、ウォームアップランを始める。13キロ走りきることに集中する。
走りながら60年を振り返ろうかと思ったけど、まだ、振り返るには早過ぎる。
ただの通過点。そんな気がする。まだまだこれからも学ぶことが多いし、体力もこうして維持していきたい。人生いつ終わるかわからないけど、でも、60歳は通過点。きっと70歳もこうした通過点のような気がする。
僕の場合と書いた方がいいと思うが、節目は大事だ、しかし、だからといって取り立てて大きなことではない。
日々、連続している中でその時、その時、その瞬間を大事に生きているか。
そのことの方が大事なように思う。その連続が人生だし、それができなくなったら終わりなんだろうと思う。
訪問ありがとう。
奥野安彦