山田風太郎の「人間臨終図巻」上巻下巻(徳間書店)の2冊でセットの
本があります。時々、本棚から引っ張り出してきてはページをめくります。
上巻は15歳から64歳で死んだ人々の話です。
例えば十代でなくなった人はあんね、森蘭丸、天草四郎、ジャンヌダルク
山口二矢と言った名前が並んでいます。
それぞれ、短くその人生について書いています。
平清盛って63歳で死んだんだっとか、日露戦争で活躍した秋山真之
って盲腸で亡くなったのかって、ほー、それを知ったからってどうってことない
ですが、でも、人生の深さを感じます。
この本、1986年に初版で僕が買った1993年には14刷までいっています。
こういう偉人の話ってみんな興味があるんですよね。
三大宗教のイスラムの創始者であるマホメットって61歳で死去してるんですよね。
病名は不明って書かれています。
ちなみにキリストは32歳ということになっています。若いですよね。
年齢を知ると急に人間ぽくなる。神様なのにね。
時々、一人で夜中にこいう本を読むのもいいものです。
訪問ありがとう。
奥野安彦